パワエニ

古いMac、旅行、日々の出来事など徒然に綴るBlogです。

香港 深圳へ(2)

香港巡り(骨董品)

 サラリーマン時代の単身赴任先、深圳から帰任して今年で8年目の夏。

大学生の息子と一緒に香港に来ました。

息子が幼稚園時代、年に何度か香港深圳に遊びに来たのですが、さすがに当時の記憶はないとのこと。

 

骨董品マニアの息子とまずは二人で、香港の有名な骨董品街、ハリウッドロードおよび道つづきのキャットロードへGO。

あいにく朝方激しい雷雨に見舞われ、雑貨などを扱う露店はことごとく店を閉じており、店舗を構えた骨董屋さん巡りです。

 

明、唐、清王朝時代の美術館コレクションのような青銅器、陶器等を扱う高級店や1960年代あたりの陶器、雑貨を扱う大衆的なお店など数十軒の骨董屋さんが一本の通りに軒を並べています。

 

何軒かの店を巡り、彼は目ざとく年代物の工芸品アクセサリーを見つけ、値段交渉。

頑固そうな店主は「ノー・ディスカウント」と首を横に降って居たのですが、当初のプライス=1千香港ドルを少しだけオマケしてもらいました。

 

観光名所巡り

夕食は、スターフェリーで中環に渡った先にある日本でも有名な小籠包のお店、鼎泰豊(ディンタイフォン)で、小籠包に舌鼓を打ちました。

息子は美味しい美味しいと言って食べていましたが、正直昔と比べるとちょっと味が落ちたかな?と言う印象。

 

二日目の日曜日はビクトリアピークなどの観光名所を巡り、中港城のショッピングモールなどを眺め、満足そうに土日の香港を堪能。月曜日の朝の飛行機で日本に帰っていきました。

 

8年ぶりの香港の印象は、街も人も中国化されていました。

香港の中心街であり世界のブランドショップが立ち並ぶ尖沙咀(チムサーチョイ)や、国際的金融街である中環(セントラル)。

これらの繁華街は、以前は欧米人や日本人が多かったのですが、現在は外国人ツーリストが激減、中国本土からの観光客が圧倒的でした。

 

何処に行ってもガヤガヤとした雰囲気。街を行き交う人々の印象が深圳とあまり変わらないなという感じ。

 

ビクトリア・ピークでスリッパを履いた観光客(若い女の子)に遭遇するなど、中国の地方から気軽に来れるカジュアルな観光地になったのだと感じました。

 

香港のインターネット環境も激変。GoogleGeminiを始め、アクセスできないサイトがパラパラと有り、急遽VPNを入れてようやく日本同等の環境です。昔の香港ではありえない状況。それだけ中央の統制が強くなっているのですね。

 

やはり香港の物価は高かった

 息子と二晩、鼎泰豊含めごく一派的な中華料理を食べました。

チャーハン、小籠包、鳥の蒸し物、ちよっとした野菜料理 飲み物。

二晩ともお家計は500香港ドル超え(日本円で約1万円)。日本の倍という感覚。

スタバも普通のコーヒー、トールサイズで日本円換算800円です。

もともと物価の高い地域ではあったけど、一般の庶民はおいそれと外食できないですね。

 

春にパリに行ったときも物価が高いなと感じたのですが、よく考えてみると香港やパリの物価が高いのではなく、日本の物価が安すぎるのです。

安い日本ということでオーバーツーリズムとなっている日本ですが、海外に出てみると確かにそうだなと感じます。

この30年の日本経済の立ち遅れを実感しました。

 

それでも、最後に息子が述べた感想「香港に来てよかった。」

僕もそう思いました。