日本最大の生活雑貨見本市
ギフトショー、正式名称は東京インターナショナル・ギフト・ショー(TIGS)は、日本で最大級のパーソナルギフトと生活雑貨の見本市です。
毎年春と秋に東京ビッグサイトで開かれ出展社数約3,000社、来場者数約20万人という大イベント。
https://www.giftshow.co.jp/tigs/98tigs/2024autumn/news0905.htm
サラリーマン時代は業務に関連する系統の展示会に足を運ぶことが多く、ギフトショーに足を運ぶのは今回が初めてで、「パワエニ」で扱う商材を掘り起こそうという目的で行ってきました。
お目当てはデスクワークの合間のリラックスグッズ。モバイルワークの便利グッズです。
「場内は撮影禁止です」というアナウンスが流れていたので、ここに掲載は出来ませんが、色々とユニークなグッズを観ることが出来ました。
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ここでビッグサイトの区画概要を整理すると
・東会場:(東1〜7ホール)から構成されており、各ホールの広さは90m×90m。
合計すると約56,700㎡の展示面積。東京ビッグサイト全体の展示面積の約45%を占めています。
他の展示棟は以下の通り
・西展示棟: 約39,500㎡
・南展示棟: 約27,400㎡
大抵の展示会は東ホールで行われますが、今回のケアショーは東展示棟と西展示棟で行われましたのでかなり大規模な展示会です。
中国そのまんまの第7ホール
圧巻だったのは、東展示棟7ホール。「インポートギフトフェア」と銘打たれたホールにぎっしりと並ぶ数百社のブース。そのほぼ全てが中国企業。
日本の会社のブースのスタッフさんは、ややもすると「(単に会社の指示で来ました)やらされ感」的雰囲気を醸し出しちゃったりしているものです。
対して、この第7ホール。遥々外国から日本に来て、商機を得んとしようとする人々たちの発するオーラは格段に次元が違います。
凄まじいばかりの熱気に包まれていました。
僕はここのエリアを2時間くらいかけて全てのブースを見て回りました。
今回の掘り起こし商材のメインの一つである、オリジナリティのる布製のバッグやポーチ。その縫製関係の会社は中国の産業構造上やはりまだまだ多かったです。
現在日本の多くのアパレルが進出している、カンボジアやベトナムに比べると、いささかコストは高くなるのでしょうが、現在の中国企業の強みは、独創性と提案力です。
特に華南地域といわれる深圳や東莞の工場は、世界と勝負し始めて30年の物作りの歴史を持っていいます。
つまり30年前、日本企業の駐在員の指導を受け、一世代受け継がれてどっしりと「中国に根付いたものづくり」なのです。
加えて、僕が中国にいた10年前からは、仕事のスタイルが確実に進化してると感じました。
中国食文化を理解しないと彼らと円滑な人間関係を築けない
昼時だったので、スタッフの方々が人目を憚ることなく、どーんとブースのテーブルで和気あいあいとカップ麺を食べたりしているのはご愛嬌。
お行儀が悪いとか、お客ないがしろ、などの目で見ることは慎みましょう。
そもそも中国は数千年の歴史の中でも何より食べることを重んじる国なのです。「何よりも」です。
その伝統的シンボルとしてよく知られているのは、鼎(かなえ)です。古代中国において、食物を煮炊きするための青銅製の古代中国の王や貴族だけが所有を許された特別な器。
新王朝が成立すると、前の王朝から鼎を奪うことが、権力の移譲を象徴する重要な儀式。
現代中国においても、鼎は国家の象徴として、重要な儀式や国家機関のシンボルとして使用されています。すなわち数千年の過去から現在に至るまで、権力者の第一使命は民を食べさせること。人々は食べることが生命・活力の源であり、日常生活の最も重要な支え。。
よって展示会だから、マネージャーから「お昼適宜食べて来てくださいね。」的な一言のあとは自己責任。結果的にスタッフはお昼を食べられなかった。。などということはあり得ません。だったらみんな一緒に食べましょうなのです。
また中国では、「ご飯食べた?」(吃饭了吗? ちー・ふぁん・ら・ま?)は、挨拶として頻繁に使われるフレーズです。「こんにちは」と同じような感覚で使われ、相手への気遣いを示す言葉です。
中国では食べることはコミュニケーション、人間関係、文化、そして人生を楽しむ上で欠かせない重要な要素なのです。
第7ホールでの収穫
このエリアで30名ほどの名刺交換をさせていただきました。
パワエニ特製のポーチなども依頼してみようかなと思い、幾つかのOEM工場とも商談。
近々訪問する会社も数社発掘できこれからますます楽しくなりそうです。
それではお楽しみに!