新しいiOS18がリリースされて半月ほど経ちました。
遅ればせながら、僕もiPhoneとiPadにインストールしてみました。
毎年恒例のこの儀式(?)、パフォーマンス向上、待ち受け画面のカスタマイズ、そして例によって発売後6年経過モデルの切り捨て、、なんですが、今回はiOS17が利用できているiPhoneはiOS18にアップグレード可能。
つまり、2018年に発売されたiPhone XS,XRでも使えるので、このモデルは購入して7年、最新のOSのを使えるということになります。
しかしながら機能の目玉(?)であるAppleのAI:アップルインテリジェンスは、対応モデルがiPhone16シリーズと昨年のiPhone15Proに限定。しかも日本語対応は来年からという状況です。
こちらは現時点「そうなのね?」という程度に流してしまってよいと思います。
そんななかで、今回のiOS18、気づきを与えてくれた純正アプリが一つ追加されています。
それは「パスワード」アプリ。
このアプリで提供される機能自体は、従来のiCloudキーチェーンで提供されていたものとほぼ一緒。
では何故、Appleがわざわざ「パスワード」を新アプリとして独自に追加したのか?
それは、「自分の覚えやすい文字で綴った安全性の低いパスワードの使い回しはやめましょう!」
そおいうことなんじゃないかと。。??
つまり、パスワード管理をiPhoneに任せれば、自動的に安全性の高いパスワードを生成して、保存できるんですよ!と改めてアピールしてきたんだと思います。
パスワードの棚卸しに迫られた
ちなみに、以下は自分が使っているパスワードの初期画面です。ちょっと見てみましょう。
僕の登録しているパスワードは全部で558あって、そのうちセキュリティとして万全ではないパスワードが377あるということを表しています。
使い回しのパスワード、単純な数字や連続アルファベットを組み合わせたもの、桁数の短いもの等々、、自分の頭の中で覚えられるパスワードほど危ないものはないということですね。
そうそう、このあいだアカウントを作ったばかりの「はてなブログ」のパスワードもそれに該当していて、早速変更しました。(苦笑
それとよく使うAmazonと、もちろんAppleIDも自動生成パスワードに切り替えました。
サブスクに紐づいていたり、金融系のアプリは特に変更しておいたほうが良いかと思います。
暇をみて順次自動生成パスワードに切り替えて行こうと思います。
つぎに、iOSのパスワード管理アプリを使うとことのメリット・デメリットをまとめてみました。
【メリット】
1. セキュリティの向上
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強力なパスワード生成: 、複雑で推測されにくい強力なパスワードを自動生成。人間が自分で考えるパスワードは、どうしてもパターン化したり、覚えやすい単語を使ってしまったりしがち。ネット詐欺も高度化・専門化していますから、今まで以上のリスク対策が必要です。
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安全な保管: パスワードは強力な暗号化技術を用いて保管されるため、漏洩のリスクが低減される。また、多くのアプリは二要素認証つまり、パスワードに加えて指紋や顔に依る生成認証の組み合わせに対応しており、さらなるセキュリティの強化が図れる。
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定期的なチェック: パスワード管理アプリは、保存されているパスワードが漏洩していないか、脆弱性がないかなどを定期的にチェックし、ユーザーに警告。
2. 利便性の向上
- 自動入力: ウェブサイトやアプリへのログイン時に、パスワードを自動入力してくれるため、毎回手入力する手間が省ける。
- 複数デバイスでの同期: パスワードをクラウド上で同期することで、iPhone、iPad、Macなどで同じパスワードにアクセスできる。
3. 複雑なパスワード管理からの解放
- 記憶の負担軽減: 複雑なパスワードをいくつも覚える必要がなくなり、記憶の負担が軽減。
- 使い回しの防止: 同じパスワードを使い回すリスクを回避。
【デメリット】
・本人の不測の事態を視野に入れてネットバンキングその他、重要なパスワードの一部は、アプリに依存せず紙媒体など他の方法でも保管しておくべき。
今回、OSアップデートして再認識したセキュリティに懸念のあるパスワード。
今後こまめに見直していきたいと思います。