パワエニ

古いMac、旅行、日々の出来事など徒然に綴るBlogです。

ぶどう狩りに行ってきました。

この二十数年来、秋になると出かける勝沼ぶどう狩り。

この秋も妻と二人で行ってきました。

さいたまの自宅から勝沼まで、圏央道〜中央道でちょうど2時間で行けます。


まだ中央道が圏央道と繋がっていなかった十年ほど前までは、国道16号線横田基地周辺の渋滞を抜けて、八王子から中央道に乗っての4時間ドライブでした。それを思えば、勝沼ぶどう狩りもひょいと気楽に行けるようになったものです。

 

今回出かけたのは9月最終日。関東のお天気は曇り。中央道も途中小雨がぱらついていたりでしたが、笹子トンネルを抜けて眼前にぱっと開ける甲府盆地は一転見事な秋晴れでした。

甲州盆地の清々しさ、これだけでも来た甲斐があります。なんといっても甲斐の国ですので。(笑

 

勝沼インターで高速を下り、甲州街道沿いの農園は、すでに今シーズン終了しているところもちらほら。

やはり今年の猛暑でぶどうのシーズンがかなり早まっているようです。

以前は10月でも十分ぶどう狩りができたのですが。。なんだかこの数年、季節感が狂っちゃいますよね。

 

ほぼ毎年出かける勝沼ですが、立ち寄る先は「ぶどうの丘」「ぶらっとどこかのワイナリー」「ぶらと立ち寄るどこかの農園」「目についたほうとうのお店」というパターンです。

今回も、例年同様ぶらっと勝沼です。

 

勝沼について

勝沼のぶどう栽培の起源は奈良時代に遡るといわれています。

江戸時代には甲州街道を通じて江戸に葡萄が出荷されるようになり、「甲州ぶどうの産地」として名を馳せていたようです。

 

明治時代に入ると、ヨーロッパでワイン造りを学んだ地元の人が、ワイン工場を創業。以来本格的なワイン造りが始まり、昭和後期のワインブームによって、勝沼のワインが注目されるようになったそうです。

 

今では多くのワイナリーが高品質なワインを生産しており、特に勝沼産の甲州種を使った白ワインは、国際的にも高い評価を受けています。

 

勝沼及び山梨県甲府盆地)がぶどうの産地として適している理由

勝沼一帯の甲府盆地が、ぶどうの産地として最適な理由は、独特な気候とその地形によるものです。つまり甲州ぶどうは、ぶどう造りに最適な自然の恵みなのです。

 

①年間の日照時間が日本一長いのでぶどうの光合成を促進し、糖度を高めるのに最適。

②環境盆地特有の気候で昼夜の寒暖差が大きいため、ぶどうの甘みが増します。

③雨が少ないため、病気のリスクが低く、ぶどうの栽培に適しています。

扇状地地形は水はけが良く、ぶどうの根腐れを防ぎ、健全な生育を促します。

 

以上、どこのワイナリーのガイドツアーでも説明のある、決まり文句のおらいでした。

 

甲州市勝沼ぶどうの丘

 

勝沼でどこに行こうか迷ったら、まずはここ。

 

盆地の小高い丘の上にあり、甲府盆地のここからの眺めは素晴らしいです。

ワインショップ、各種葡萄の直売、レストランも併設されており、いわばぶどうの観光センターのような場所。130種類以上のワインが試飲できるワインカーヴがあります。

 

ワインも勝沼市内のワイナリー各社とりどりのワインが並んでおり、あれこれ迷って買う一本は味わい深いものです。

僕もお手頃ワインを一本買いました。

budounooka.com

ぶどうの丘のワインショップで買った白ワイン お手頃価格で美味しかったです。

 

シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー

明治初期に創業した、日本初のワイン醸造所。

ワイナリーツアーは、予約をすればワインセラーやヴィンヤード(ブドウ畑)が見学できます。今回はぶらっと出かけましたので、ワイン資料館だけ覗いてきました。

 

この資料館では、当時8ミリカメラで収録された大正時代のワイン収穫の光景がビデオで流れるコーナー、巨大なぶどうの樽、収穫器具などが陳列されており、日本のワインの歴史とメルシャンのワイン造りを学べます。

 

勝沼には他にもいろいろなワイナリーがあり、ワイナリー巡りもお勧めです。

 

www.chateaumercian.com

 

山梨名物ほうとう

 

山梨に来たら、お昼は迷わずほうとう。麺はうどんより幅広でもちもちっとした食感。かぼちゃなどの野菜やきのこ豚肉などを味噌で煮込んだあのなんともいえない、山の幸が豊富な山梨ならではのお料理です。

農園の中にあるほうとうのお店の葡萄棚の下のオープン席でいただくほうとうは格別でした。

山梨で食べるほうとう。最高です!

 

ganko-oyaji.net

シャインマスカット

 

 ぶどう狩りの妻のお目当てはシャインマスカット。今回は早々とクローズしてしまった農園も多く、ぶどう狩りではなく店頭で購入することにしました。

 

いくつかお店を回ったのですが、シーズン末期ということもあり、粒が大きくみずみずしい物がなかなかありません。

 

3軒目に立ち寄った農園で、気のいい女性の店員さんに試食を勧められ美味しかったのですが、妻が一瞬どうしようか迷った素振りを店員さんが察して、「私、ハウスに行って粒の大きなもの選んできますね。気に入らなかったら購入は結構ですよ。」ということで5分ほど待つと、「これこれ!」という出物に即決買い。妻はとても大喜びでした。

ko-rakuen.net

 

出来栄え、味と値段 三拍子揃った出物でした。


今年も満足秋の風物詩

 

そんなこんなで、今年も秋の定番風物詩、堪能してきました。

 

僕はワイン、女房はシャインマスカットで大満足。お昼のほうとうも美味しかったです。

 

残念ながら、今年の猛暑でぶどうのシーズンはもうすぐ終わってしまいますが、これからは柿のシーズンとのこと。

 

是非、勝沼で秋を堪能しましょう!