日々を彩るエネルギー 〜パワエニ

暮らしの中で感じたパワーに纏わる小さな発見やヒントを綴っています。

年末年始休みで読む山岡荘八『徳川家康』

早いもので2024年もあと数日。皆さんはどんな一年だったでしょうか?

大掃除・初詣・年始挨拶回り等々、何かと忙しい年末年始休み。僕は、その合間を縫って、読書することを楽しみの一つにしています。特に年末年始は、大掃除を終えて畳の部屋に寝っ転がっての読書が至福のひとときです。

今年は暦との関係上、9連休という会社が多いのではないかと思います。

僕は今年で会社員を卒業しましたが、この年末年始は世間同様の連休モードにしようと思います。

 

そこで、何を読もうかと考えたところ、昨年末にトライして第3巻の途中で挫折してしまった、「山岡荘八著・徳川家康全26巻」に再チャレンジしようと思いました。

しかし、さすがに9日間で、各巻500ページ、残り23冊読破というというのも現実的ではなさそう。なので、この年末年始での目標は4巻分を読み進め、第7巻まで到達しようと思います。

 

信長・秀吉・家康の生き様から学ぶ2025年の生き方

戦国時代を駆け抜けた織田信長豊臣秀吉徳川家康の戦国の三英傑。

彼らについては、それぞれ別の歴史物小説やドラマなどで把握している大筋を以下まとめてみました。

この年末年始の読書では、3人の個性を軸に読み進め、新たな発見を蓄積して、2025年のエネルギーのヒントにしていきたいと考えています。

 

織田信長:革新と挑戦の精神

 

信長の生き様はまさに「常識を打ち破る改革者」の姿そのものです。

彼は従来のルールや慣習にとらわれず、新しい時代を切り拓いた武将だと思います。

 

桶狭間の戦い:現状打破の勇気を持つ

信長が戦国武将としての地歩を固めたこの戦い。信長軍はわずか2千の軍勢ながら、その10倍の軍勢を誇る今川軍を打ち破り、これを契機に覇権への道を突き進んでいった彼の果敢な決断と行動力。

これには、困難に直面したときに、諦めずに大胆な発想で挑む勇気を教えられます。

 

・新しいものを積極的に活用

1575年の長篠の戦いでは、織田・徳川側約3,000丁の鉄砲隊を動員。対する武田軍は伝統的な騎馬軍団の突撃戦術。

武田軍は、織田・徳川鉄砲隊による一斉射撃により壊滅的な打撃を受け、多くの兵を失い、撤退。信長は戦国の覇権を強固なものとしました。

 

豊臣秀吉に学ぶ:人心掌握と柔軟な思考

 

秀吉は、人を動かし、周囲と協力しながら天下人まで上り詰めた「人心掌握の天才」。

彼の柔軟な思考と明るさは、どんな状況でも適応する力の象徴です。

 

• 農民から足軽へ、そして武将としての適応

  農民の出身でありながら、織田信長に仕える機会を得ると、足軽としての地位に順応し、軍功を積みました。

また、武将になった彼は兵糧確保や交渉を通じて、戦場外でも成果を上げ、信長の信頼を盤石なものとし、信長の後継としての地位を盤石なのもにしました。

 

 ・優れたリーダーシップと戦略的な思考力

 秀吉の人間性は、適応力、リーダーシップ、戦略的思考、野心、ユーモア、努力、包容力など、多面的な要素が組み合わさったものと思います。

彼の成功は単に時勢に恵まれただけでなく、こうした生まれながらの素養を持ち、常に新しい挑戦を恐れずに続けた結果であるといえます。

 

徳川家康に学ぶ:忍耐と長期的な視野

 

そして戦国の世に終止符を打ち、江戸幕府を開いた家康の人生は、壮絶な「忍耐」と壮大な「安定」の象徴です。

長期的な視野を持ち、時を待ちながら計画を遂行する家康の姿は、現代においても学ぶべき点が多いリーダー像といえます。

 

・長期的な目標を設定する

短期的な成功にとらわれず、未来に向けて計画を立てることが重要。

 

・家康が多くの失敗や敗北を糧にしたように、挫折を成長のチャンスに変え、努力の継続が最終的な成功を呼び込みます。

 

家康が江戸幕府という新しい政治体制を構築したように、現状の安定を守りながら、新しい挑戦を同時に進めていきたいものです。

 

まとめ:三英傑の教えとともに新年を迎えよう

• 信長の革新力で新しい挑戦を始める。

• 秀吉の人間力で周囲と協力し、チームを作る。

• 家康の忍耐力で目標をブレずに追い続ける。

 

昨年途中で挫折した『徳川家康』への再挑戦を通じて、信長・秀吉・家康の生き様に秘められたエッセンスを日常に取り入れ、2025年を自分史上最高の年にしてみたいと考えています。

 

それにしても、あと23巻。。先は長いです。。(苦笑

 

それでは皆さん良いお年を!