この冬、例年以上にインフルエンザが猛威を振るい、薬の枯渇や診療キャパオーバーなど深刻な状況に陥っています。
皆さんの周りにも、少なからず感染して寝込んでいらっしゃる方がいらっしゃるかと思います。
なぜこんな未曾有の大流行となってしまったのか?
調べてみたところ、以下のような要因が考えられるようです。
1. 強力なウイルス株の流行:
この冬流行っているインフルエンザ株は、感染力が極めて強い「pdm09型」のインフルエンザA型であり、これにより急速な感染拡大を引き起こしました。
「pdm」とはパンデミックの略だそうで、このことからも相当強力なインフルエンザ株であることがわかりますね。
2. 成人からの感染拡大:
例年は子どもから感染が広がる傾向がありますが、2024年末は成人の感染が先行し、職場や家庭内での急激な感染拡大が目立ったようです。
3. 社会活動の活発化:
コロナ収束後、人々の行動が活発化し、マスクの着用率が低下したことや、海外からの観光客増加、大規模なイベントの再開などにより、感染リスクが高まったようです。
4. 免疫力の低下:
コロナ禍の過去数年間、インフルエンザの流行が抑えられていたため、集団免疫が低下。
ウイルスに対する抵抗力が弱まっていたという説。
以上の要因が重なり、例年以上の大流行を引き起こしたと考えられます。
このような状況のなかで、インフルエンザの予防接種を受けるかどうか悩む方も多いのではないでしょうか。
しかし、僕はあえて予防接種を受けずに、基本的な対策を徹底することでこの大流行を乗り切ることにしました。
本記事では、基本の予防法と免疫力を高める方法について調べてみましたので、みなさんと共有させていただきたいと思います。
1. マスクの着用
コロナと同様にインフルエンザは飛沫感染によって広がることが多いため、何はなくともまずはマスクの着用が重要です。
2. 手洗いとアルコール消毒の徹底
これもコロナと同様、手に付着したウイルスが口や鼻に触れることで感染するリスクがあります。
そのため、外出先から帰宅したら、石鹸を使った30秒以上の手洗いを徹底。
言うまでもなく指先や手の甲、手首までしっかり洗うことがポイント。
さらに、アルコール消毒剤を活用すれば、手洗いでは取り切れなかったウイルスを効果的に除去できます。
3. うがい
外出後や人混みから帰宅した際には、必ずうがいを習慣化しましょう。
4. 質の高い睡眠で免疫力を高める
免疫力を維持するためには、質の良い睡眠が不可欠です。
睡眠不足や不規則な生活リズムは、免疫力を低下させる原因になります。
また、寝室の温度や湿度を適切に保ち、快適な環境を整えることも重要です。
特に乾燥は喉の防御機能を弱めるため、加湿器を活用して湿度を50~60%に保つと効果的のようです。(我が家には加湿器は無いのでこれはパスですね)
5. 適度な運動で体を活性化
適度な運動は免疫細胞の働きを活発化させ、病気に対する抵抗力を高めます。
激しい運動は逆に体に負担をかけることがあるため、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を日常生活に取り入れるのがおすすめです。
特に屋外での運動は、日光を浴びることでビタミンDの生成を促し、免疫力をさらに高める効果があります。
僕はこの十数年毎朝ウオーキングが日課となっておりこの辺の効果は確実に実感しています。
6. バランスの取れた食事で免疫力を強化
免疫力を高めるためには、栄養バランスの取れた食事が基本。
ビタミンCを含む柑橘類や緑黄色野菜、ビタミンDを含む魚介類、そして腸内環境を整える発酵食品を積極的に摂取するのが良いらしいです。
また、糖分や脂質の過剰摂取は免疫力を低下させる可能性があるため、摂り過ぎには注意が必要です。
7. 予防接種に頼らない理由
インフルエンザ予防接種は効果的な方法の一つですが、必ずしも全ての人に必要では無いようです。
特に、健康な成人であれば、上記にまとめた基本的な予防対策と自己免疫力を高めることで感染を防ぐことができるようです。
インフルエンザは日々の生活習慣を見直すことで、感染予防は十分に対応可能らしいです。
なので、僕もこれらの予防策でこの冬を無感染で乗り切って行こうと思います。