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iPhone 16e発表!各国の評判は?

先日、iPhoneの新モデル"iPhone 16e"が発表されました。

廉価なSEシリーズの後継としてその登場が期待され、この数ヶ月リーク画像や噂がネット上を騒がせていました。

しかし、満を持しての登場だった割には、正直なところ、かなり立ち位置があやふやなプロダクトのような気がしています。

 

そこで今回、世界各地域での評価はどうなのかなと思い、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国でのiPhone 16eの評判を、サクッと調べてみました。

カラーバリエーションは2色

1. 日本での評価 – 「価格が高すぎる」

 

日本では、99,800円という価格設定に対する不満が高まっているようです。特に、前モデルであるiPhone SE(第3世代)と比較して約4万円の値上げ。

16eの登場でSEの販売が終了したことにより、"お手頃価格モデル”が無くなってしまいました。 

 

2. アメリカでの評価 – 「価格は妥当だが、競争が激しい」

 

アメリカでは、iPhone 16eは599ドルで販売されています。

アメリカで販売されているスマホの価格帯としてはミドルゾーンと見なされているものの、同ランクの他社製品と比較すると依然として高価であるとの声もあります。

 

アメリカではローエンドのスマホの価格帯は200ドル台で、例えばSamsungのGalaxy A15 5Gが200ドルで販売されており、価格差が顕著。 

 

3. ヨーロッパでの評価 – 「デザインは好評だが、機能面で物足りない」

 

ヨーロッパでは、iPhone 16eは709ユーロで販売されています。軽量でコンパクトなデザインが好評で、特にiPhone 16との比較ではその点が評価されています。

 

しかし、カメラ機能やディスプレイの明るさなど、一部の性能が上位モデルに劣るとの指摘もあります。 

 

4. 中国での評価 – 「価格と機能のバランスに不満」

 

中国では、iPhone 16eの価格は4499元からと設定されています。しかし、ユーザーからは「価格が高すぎる」「誠意が感じられない」との批判が上がっているようです。

 

特に、同価格帯の他社製品と比較して、機能や性能面で見劣りするとの声が多く、中国メーカー同士の競争が激しい市場での立ち位置が問われているようです。 

 

5. iPhone 16eの性能・デザインの特徴

 

iPhone 16eは16シリーズの最新の技術を取り入れつつ、コストを抑えたモデルとなります。

以下に主な特徴をまとめてみます。

 

ディスプレイ: 6.1インチのOLEDディスプレイ(16シリーズ同等)

      ディスプレイ上部のインカメラ部分は、iPhone16のようなダイナミックアイランドではなく、iPhone14のようなノッチのある画面に逆戻りしています。

 

 ダイナミックアイランドは小さいながらも、再生中の音楽情報などが表示されるギミック的な機能も併せ持っているので、この辺はフューチャーダウンですね。

 

チップ: A18チップ搭載(16シリーズ同等)

  但し、iPhone 16シリーズのA18チップは「6コアCPU/5コアGPU」となっているのに対して、iPhone 16eでは「6コアCPU/4コアGPU」と、GPUコアが1つ減っています。

 

グラフィック性能に影響がありそうですが、A18チップ自体が優秀なため、例えば最新のゲームでの使用感はほぼ変わらないらしいです。

 

カメラ: 48MPのメインカメラ

iPhone16同様に広角撮影48MPと2倍の望遠撮影を1つのレンズで実現しています。

ただし、iPhone 16eには超広角カメラが搭載されていないので、大きな風景撮りがちょっと苦手。

 

•  MagSafe非対応:

 カードケースなどのマグネット系充電器などのマグネット系のアクセサリが使えないこと。加えて、ワイヤレス充電速度がiPhone 16よりも遅くなります。

 

・カラーバリエーション

 色はホワイトとブラックの2色。選べるカラーが2色というのは少し寂しいですね。

 

6. まとめ – iPhone 16eは買いか?

 

iPhone 16eの評価は、価格と求められる機能のバランスによって変わります。

日本: 「価格が高すぎる」と不評

アメリ: 「妥当な価格だが競争が激しい」

ヨーロッパ: 「デザインは好評、機能面は少し物足りない」

中国: 「価格と機能のバランスに不満」

 

Appleとして狙ったiPhone16eの立ち位置は「アップル・インテリジェンスが使える手頃なモデル」ということは理解するにしても、ボトムラインのiPhoneSEシリーズを終了してしまった点は残念です。

 

LINE、キャッシュレス決済、ウエブ検索、日常の写真撮影ができればそれで良しという一般的なユーザーに向けた、手頃な価格で純粋なSEの後継を出してほしかったと思います。

円安の影響とはいえ、iPhoneは10万円からとなると、現行SEユーザーの多くは次回の買い替えでAndroidに流れてしまうでしょう。

 

通勤電車内で使用スマホ光景をざっと眺めても、iPhoneSEはある程度のボリュームゾーンを担っています。

新モデルの登場を期待していたiPhoneSEユーザーにとっては、切り捨てられた感の漂うiPhone16e。

アップルがスマホの入口商品を放棄してしまった点は、ファンとしては非常に残念です。

 

振り返れば今から9年前、約4万円というお手頃価格で登場した初代iPhoneSE。

廃番となったiPhone5sのボディを復活させ、当時最新のiPhone6sのチップを載せながらも、ストレージはたった16GBという割り切りプロダクト。

加えて、かつてのMacボトムラインを担った"SE"というネーミング。

まさにアップルのDNAである"禅"の系譜を感じました。

そして、このiPhoneSEは当時中学生だった息子にとってスマホデビューしたモデルでした。

 

そして時を経て、登場した10万円のローエンドモデル。iPhone16e。

なんとも複雑な思い満載の新型iPhone登場でした。

 

皆さんのご感想はいかがでしょうか?