この数年、ニュースを視聴する方法は大きく変わりました。
スマホ登場以前は、天気予報や社会ニュースをTVや新聞で確認することが常識でしたが、今日では多くの人がスマートフォンを通じて情報を取得していますね。
僕もここ最近、紙の新聞や雑誌の購読が少なくなりました。
スマホで取得できるニュース媒体は、大きく以下のカテゴリになりますでしょうか。
1. 新聞社の公式デジタル版
• 各新聞社が提供する電子版。紙媒体よりお安いサブスク料金で紙媒体と同じ記事を読めるほか、デジタル限定の分析記事や速報も掲載されています。
(カッコ内はサブスク月額料金です)
• 日経電子版(4,277円)
• 朝日新聞デジタル
(スタンダードコース:1,980円/プレミアムコース:3,800円)
• 毎日新聞デジタル
(スタンダードコース:770円/プレミアムコース:2,640円)
• 読売新聞オンライン
(読売新聞を購読している場合のみ無料で利用でき サブスクプランはなし)
・産経新聞デジタル版
(ベーシック:990円/スタンダード:2,750円)
2. ニュース・キュレーションアプリ
• 複数のメディアの記事を集め、ユーザーの興味に応じて配信するアプリ。
• SmartNews(スマートニュース)
• Yahoo!ニュース
• LINEニュース
• NewsPicks(経済系に特化)
• Gunosy(グノシー)..など
3. テレビ局・通信社のニュースサイト・アプリ
• テレビ局や通信社が提供する速報ニュースや特集。
• 例:
• FNNプライムオンライン(フジテレビ系列)
• TBS NEWS DIG(TBS)
• テレ朝news(テレビ朝日)
• 共同通信ニュース..など
4. ポータルサイトのニュースセクション
• 大手検索エンジンやポータルサイトが提供するニュースサービス。
• 例:
• Yahoo!ニュース
• MSNニュース..など
5. SNS・ブログ系ニュース
• X(旧Twitter)やFacebookなどで拡散されるニュース。
• 例:
• X(旧Twitter)
• Facebookニュースフィード
• note(個人ジャーナリストの記事)
• はてなブックマーク(ニュースが話題になりやすい)..など
6. 専門メディア・オピニオンサイト
• 特定の分野に特化したニュースを提供するサイトやアプリ。
• 例:
• Forbes JAPAN(経済・ビジネス)
• 現代ビジネス・東洋経済オンライン(ビジネス・社会)
• ギズモード・ジャパン(ガジェット・IT)
• PRESIDENT NEWS..など
いろいろなアプリがありますが、注意しなければいけないのは気に入ったアプリにばかり目を通していると、自分に興味のある情報に偏ってしまいます。
できれば、新聞社のデジタル版に加えて、ポータルサイトや専門メディアを併用してバランスの良い情報収集を心がけることをお勧めします。
僕の場合、上記のカテゴリからそれぞれ以下のアプリを入れています
1. 新聞社の公式デジタル版=毎日新聞デジタル
僕は数ヶ月前まで僕は日経電子版を購読していました。購読料は毎月4,200円です。
最近ふと思い立ち、日々の経済ニュースは、日経新聞電子版の無料記事で大枠をチェックするにとどめ、詳細の記事内容については、毎週日曜日に図書館に行って1週間分の記事を後追いすることにしました。
この方法により、解説記事をじっくり読めて、一週間の経済の流れを把握できます。
日経電子版(有料版)から切り替えたのが毎日新聞デジタルの有料プランです。
これには、「スタンダードプラン」(年払いで一ヶ月あたり税込み770円)と「プレミアムプラン」(年払いで一ヶ月あたり税込み2,640円)の2種類あります。
上位の「プレミアムプラン」ではビュアーで新聞紙面を読める。サンデー毎日、週刊エコノミストが読める。過去記事が検索できる。特典が付くなどサービス満載です。
しかし、新聞記事が読めればそれで良いという点に絞れば「スタンダード」で十分です。
小さなスマホ画面で新聞紙面を読んでも、目が疲れるだけですし、新聞を読むという目的に対しては、どちらのプランでも得られる情報は一緒。
であれば、かけるコストは安いにこしたことがありません。
また「スタンダード」でも「ウオールストリートジャーナル(日本版)」の全記事が読めます。海外のニュースが現地の視点で読めるというのは何よりです。
他の新聞デジタル版と比較しても圧倒的なコスパですので、毎日新聞デジタルはお勧めです。
スマホでも読みやすいですし。
2. ニュース・キュレーションアプリ=Yahoo!ニュース
速報性が高く、多くのメディアの情報を網羅しているため、ニュースのチェックには便利ですが、コメント欄や情報が偏っている場合もあり、そのへんは差し引いて読む必要があります。
3. テレビ局・通信社のニュースサイト・アプリ=NHKニュース・防災アプリ(NHK)
NHKのテレビニュースで取り上げられている記事がメインなので、扱う記事数は少なめですが、何より災害時の信頼性が高く、速報性に優れたニュースアプリです。
ニュースの深掘りやエンタメ系の話題は少ないですが、「正確な情報を迅速に得る」という点では非常に優れていると思います。
情報の速さでは圧倒的に優れていますが、見解に偏りがあったり、正確性に欠ける場合もあり、ニュースアプリや新聞と併用しながらバランスよく情報を取得するのがベストですね。
5. 専門メディア・オピニオンサイト= PRESIDENT NEWS
僕は、メルマガ購読をしており、ほぼ毎日配信されてきます。
単なるニュース速報ではなく、ビジネス・経済・社会問題を深く知りたい人向けのメディアです。
但し、一部の記事はセンセーショナルな見出しがつけられ、バイアスがかかっていることもあるので、他のニュースサイトと組み合わせて活用してバランスの取れた情報収集することをお勧めします
ここでスマホニュースの歴史を振り返ると。。
iPhoneの登場により、ニュース媒体も大きく変化しました。
調べてみるとざっくり以下のような流れです。
• 2008年:iPhone 3G発売、産経新聞が紙面がそのまま読める無料電子版を開始。
産経新聞社の太っ腹ぶりにはに大変驚きました。
• 2010年:日経電子版、朝日新聞デジタルが登場
当時、僕は両方入会しました。
• 2011年以降:SmartNews、Gunosy、NewsPicksなどニュースアプリが登場。
一通り試しましたが、網羅する記事が範囲が狭く内容も浅い印象でした。
• 2013年~2015年:主要新聞社のデジタル版が次々と整備
• 2016年以降:スマホがニュースの中心に
主要スマホの画面サイズが、4インチクラスから6インチと大型化していったのも大きな要因でしょうか?
まとめると
ニュース媒体が、放送というTVから自動的に流れてくる媒体から、スマホから見に行く媒体に変わり、ともすれば好みの情報のみに偏りがちになります。
スマホで取り行く情報はとかく偏りがちになります。個々の情報の真偽を確かめる機会を失わないようにするためには、まずは情報を広く網羅した新聞アプリにざっと目を通し、次にその他のメディアを併用して、情報のバランス感覚を磨く方法でがとても重要と思います。
SNSを始め、ややもするとどんどん情報の深みにはなりがちな昨今、スマホで最新の情報を活用しながらも、自分でより深い考察をする習慣付けが大事ですね。