中国出張:モバイルバッテリーCCC認証で学んだこと


前回の記事に書きました中国出張に際し、杭州~西安の国内線に乗る予定があったため、出発前に「CCC認証対応」と明記されたモバイルバッテリーをAmazonで購入してみました。

選んだのは、日本でも有名な海外ブランドの20,000mAhモデルです。

ブランドとしても安心感がありますし、Amazonの商品ページにもCCC認証と書かれていました。

これなら中国国内線でも問題ないだろうと思って購入したのですが、届いた製品を見てびっくり。

CCCマークを含め、日本のPSEマークや各国の安全規格マークが、本体への印刷ではなく、なんと紙シールで貼り付けられていたのです。

メーカー旧在庫製品に後から各種認証表示を追加したようにも見えました。少なくとも安心して使う製品としては不安が残ります。

「これは返品した方がいいな」と思いました。

しかしながら、中国出張が二日後に迫っており、返品して買い直す時間もありません。

なので物は試しで、このモバイルバッテリーを持っていくことにしました。

目次

杭州空港の保安検査で止められる

案の定、最初に杭州空港でひっかかりました。

保安検査場係員から、シールを剥がすよう指示されました。

Screenshot

ところがシールを剥がしてしまうと、本体にはCCCマークが印字されていません。

これは没収かな、と観念。。

しかし係員は、モバイルバッテリーをしばらく確認したあと、最終的には一言「OK」。

結果として、そのまま持ち込むことができました。

帰りの西安空港でも同じことが起きました。

再び保安検査で止められ、杭州空港での経緯を説明。

最終的には上司の判断を仰ぐことになり、持ち込みを許可されました。

やはりCCC表示に対しては、ルールがあるのです。

「CCC認証取得」と「空港で通る」は別の話

少なくとも、剥がせる紙シールはトラブルの原因になります。

これが中国に慣れない旅行者・出張者だったら、ちょっとパニックになってしまうのではないでしょうか?

西安に到着後の晩、メーカーのお客様センターにメールでこのへんの事情を連絡しました。

仮に帰りの便で没収されてしまった場合、製品はなくても返品可能か?についてはokとのことでしたが、

幸い没収には至らなかったものの、このモバイルバッテリーを持って中国出張に行くこと自体がトラブルの種になってしまいます。

その後、日本へ戻ってから早々にAmazonへ返品しました。

今回学んだこと

ただ、今振り返ると、この一件は結果的に「怪我の功名」だった気もしています。

というのも、最初に買ったタイプは、言ってしまえば単なる「高容量のモバイルバッテリー」でした。

もちろんiPhoneやiPadの充電には十分ですが、中国出張で実際に使う機器を改めて考えると、もう少し違う選び方があることに気づいたのです。

出張では、容量より「給電性能」が重要だった

私が出張に持っていく機器は、MacBook 12インチ、iPad Pro M1、iPhone 15 Proです。

特にMacBook 12インチは軽く、出張用として非常に使いやすいのですが、さすがに年数も経っており、バッテリーは弱くなってきています。

iPad Proはホテルに置いておくことも多いので、それほど困りません。

一方、iPhoneは四六時中通信環境にあり、移動中も使い続けるため、出先での充電が必要になることがあります。

そうなると、モバイルバッテリーに求められるのは、単に20,000mAh以上の容量があることだけではありません。

MacBookまで充電できるUSB-C PD対応。

複数機器を同時に充電できること。

本体そのものへの充電も速いこと。

こうした性能が重要になります。

つまり、モバイルバッテリーを「スマホ用の予備電源」ではなく、出張中の小型電源ハブとして考えた方がいい。

そこで買い替えでは、CCC対応だけでなく、急速充電性能も重視することにしました。

CCCマーク付きで、こうした性能のモデルはAnker等も出しているので、仕事の秋葉原帰りに秋葉原に寄って確認したところ、1万7千円ほどしており、さすがに躊躇。。。。

最終的に選んだAS-171-C

最終的にネットで購入しました。明誠という聞きなれないブランドのAS-171-Cというモデルです。

主な仕様は次の通りです。

  • 容量:26,800mAh
  • バッテリー容量:99.16Wh
  • USB-C PD最大出力:65W
  • USB-C入力:最大60W
  • USB-Cケーブル内蔵
  • 複数台同時充電対応
  • PSE対応
  • CCCマーク本体表示
  • 100Wh未満

特に99.16Whという数字は絶妙。

一般に100Wh以下であれば、航空会社の事前承認なしで機内持ち込みできる範囲に収まります。

その範囲内で、できるだけ大きな容量を確保しているわけです。

そして最大65W出力。

MacBook 12インチは30Wクラスの充電で十分なので、かなり余裕があります。

iPad Pro、iPhoneと合わせても、出張用としては十分な給電性能。

しかもUSB-Cケーブルが本体に内蔵されているため、ケーブルを1本減らせるのも地味に便利です。

最初は少し不安だった

CCCマークについては、念のため購入前に販売元の明誠へメールで問い合わせました。

「本体にCCCマークはありますか」と質問したところ、なんと日曜日にもかかわらず、半日ほどで「バッテリー裏面にCCCマークがあります」と返信。サポートがしっかりしていることが窺われます。

実際に届いた製品を確認すると、きちんと本体にCCCマークがあり、さらに「明誠」の表示も入っていました。

PSE表示、CCC表示、販売事業者が本体で確認できる。90日保証もあり。

少なくとも、販売元のよく分からない横流し品とは違います。

実際に充電してみると、さすが最大60W入力だけあって、充電はかなり速い。

まだ長期耐久性までは分かりませんが、第一印象は悪くありません。

結果的には、前より良いものを選べた

あのまま何事もなく使えていたら、20,000mAhの高容量バッテリーをそのまま使い続けていたはずです。

今回の一件をきっかけに、

・CCC表示
・航空機持ち込み条件
・USB-C PD
・MacBook充電
・複数台充電
・本体側の急速充電

まで考えるようになりました。

そういう意味では、結果的に良い買い替えになりました。

海外出張でMacBook、iPad、iPhoneと複数のモバイル機器を持ち歩くなら、単なる「大容量」よりも、高出力USB-C PD対応のモバイルバッテリーの方が圧倒的に使いやすい。

そして中国国内線を使うなら、CCCマークは必ず本体で確認する。

今回の教訓は、この2点です。

前回の不便を、次回の装備改善につなげる。

出張道具というのは、こうして少しずつ自分仕様になっていくのかもしれませんね。


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