パワエニ

古いMac、旅行、日々の出来事など徒然に綴るBlogです。

愛犬逝く(1)

実はうちの愛犬、奇しくも先日妻がコロナ発症と同じタイミングで、亡くなってしまいました。

我が家に同時に訪れた2つの悪夢。なんとも打ちのめされたような一週間でした。

現在も所謂ペットロスの喪失感に突き落とされているような状況なのですが、

この件もブログに残しておくことにします

 

この半年ほどの経緯

愛犬はマルチーズ・雌14歳です。小型犬の場合、人間に例えると72歳くらいなんだそうです。マルチーズは12~15歳が寿命と言われています。

小型犬であるマルチーズの中でも、うちのは更にちいさい部類でした。

マルチーズは性格的に明るく活発で人懐っこく、甘えん坊。

とても賢く、しつけやすい犬種でした。

 

ごくごく最近までは家の中をちょこまか歩き回ったり、小さなぬいぐるみを放り投げると、ダーッと走って咥えて戻ってきたりと、なかなか活発なワンちゃんだったのですが、14歳になったあたりから、食欲減退、加齢臭、寝ている時間が長くなるなど老化の諸症状が現れ始めました。

 

春先(亡くなる3ヶ月前あたり)になると、一日殆ど何も食べないということが度々あり、動物病院で診察(血液検査)してもらうと、慢性の腎不全とのこと。

つまり、腎臓が正常に機能しなくなり、体内の老廃物や余分な水分を排出できなくなる状態。

食欲不振、体重減少、などの症状が頻繁に現れました。

以降は処方された薬を餌に混ぜて食べさせるようになりましたが、餌がお皿に残っていることが度々。。

 

直近一ヶ月の状況

夏場(亡くなる1ヶ月前あたり)になると、顕著に体力の衰えが目立つようになりました。

散歩もよたよたと歩くようになり、自宅周辺のいつもの散歩コース(ゆっくり歩いて10分程度)も半分ほどしか歩けなくなったのです。

 

それでも散歩は楽しみにしていたようです。妻が早朝出勤前と帰宅後の夕暮れ時の一日二回外に連れ出すと尻尾を振って喜んでいました。

 

週1〜2回は病院に行き処方薬をもらいましたが、元気喪失、食べれない症状に加えて、今度は、心臓肥大による肺の圧迫で、息をするとブーブーと豚の鳴き声を出すような症状が3〜4日続きました。老犬特有の一時的な現象らしいです。

 

その症状が収まって、いっとき程度活発に家の中を歩き回って、じゃれ付いてくるまでに回復したかと思いきゃ。。次の日からぐったりとして、足腰も立たず、食欲もなく、水分も取らずの状況。

 

そしてあっけなく

木曜日:

朝起きるとリビングで不安そうな顔をして佇んでいました。

ちょっと気になったのですが一日様子を見ようということにしました。

相変わらず元気がなく食事もとらず。全く元気がありません。

 

金曜日:

朝一番で車を出し、妻が犬を抱きかかえて動物病院に連れていきました。

普段、動物病院へ行く際には妻の胸元で「きゅーん、きゅーん」

と不安そうな鳴き声をあげるのですが、この時は何故か大人しかったです。

 

病院で点滴を打ってもらい、帰宅。ほぼ一日寝ていました。

 *そして、午後妻がコロナを発症(家に常備の抗原検査キットで陽性反応)。

寝室を家内に使ってもらうことにして、自分は犬のことも心配だったので来客用の布団をリビングに敷いて寝たのですが、夜中に犬が布団の上で嘔吐。

 

気がついて思わず「なんだ〜!」と大声をあげてしまったのですが、傍らで犬が申し訳無さそうな顔で佇んでいたのが今となっては不憫です。

 

土曜日:

コロナに感染した妻に代わり動物病院へ。犬は後部座席足元にちんまりと座って動かず。

 

今までも度々動物美容院に送っていくことはあったのですが、病院の駐車場に車を停め、診察の間は隣の喫茶店で待っていたので、病院に入るのは初めてでした。

 

診療開始時間前に到着したので朝一番の診察。

いかにも動物好きで温和なお医者さんに「おしっこがでない、食べれないという状況に変化が無いです。」と伝え、点滴を打ってもらいました。

土曜、病院内をよたよた歩く姿

 帰宅後はほぼ寝ていましたが、寝所のクッションからよたよたと這い出してフローリングに這い出したり、二時間おきくらいに血液混じりの嘔吐を繰り返しいよいよ元気がありません。

クターっと伸びてしまった状況は本当に可愛そう。

 

日曜日:昨日に引き続き朝一番で動物病院へ。足腰が立たずくたーっとした状況のため、毛布にくるんで抱きかかえて連れて行く。

 

「おしっこがでないので心配ですね。出てしまえば問題ないのだけど。。今日は、少し点滴の内容を変えてみますね!」ということで効能が強めの溶剤で点滴をしてもらいました。

 

家に連れて帰って、口元に水を与えるとごくごくと美味しそうに小さな陶器のお皿の水を飲み干したので、点滴で元気が出たのかな?と安心して、寝所のクッションに乗せてあげて、暫く目を離したのですが、数分後に様子を見たら既に絶命していることに気づきました。

 

最期を看取ってあげられなかったことは飼い主として不覚。自分を責めました。

コロナの熱が下がり始めた妻、日曜日なので部屋にいた大学生の息子を呼び、「今までありがとね!」声をかけてあげて、とても悲しいお別れとなってしまいました。

 

今日はここまでとして、明日はこの続きで、ペットが亡くなった場合の飼い主の対応についてまとめみようと思います。