iPod登場
2001年、アップルより「近日発売する新製品!」とシルエットになった製品画像が公開されました。
当時アップルの製品ラインナップはMacオンリー。
どんなプロダクトが出るのか?巷のファンの間では、Palmやザウルスなどのような情報電子ガジェット(PDA)説が最有力。
アップが音楽プレーヤーを発売するとは誰も予想しておらず、iPadが正式発表され、僕を含めコアなマックファンには肩透かしを食らった格好でした。
当時のMac系の雑誌の扱いもサラッとしたものだったと記憶しています。
それからわずか僅か2〜3年を経て、iPodはソニーのMDウオークマンを駆逐。
ミュージックプレーヤーの代名詞を奪い去ってしてしまいました。
その頃、ある雑誌で見かけたロードバイクにさっそうと跨るブッシュ大統領(当時)の姿。片手に水戸黄門の助さんの如くiPodを掲げたイケてるオッサンに変身。
これはもはや単なるミュージックプレーヤーではなく一大ムーブメントだ!
マックユーザー10年やってる自分がこのムーブメントに乗り遅れている場合ではない!
そう感じた僕は、電車で一駅先のソフマップに駆け込み、遅まきながらもiPodデビューしました。
白いiPadで聴くビートルズ
新しいiPadで聴きまくったのは、中学の頃から聴き始め、人生の折々に励まされたビートルズ。
iPodが出た当時はまだアップルミュージックは無く、iTunesでもビートルズの楽曲は配信されていませんでした。
なので、CDを一旦Macに読み込ませ、iPadにケーブルで転送して聴くという、アナログ作業の介在が必須のデジタルプレーヤー。
ポールのように歳を重ねたい
ビートルズがデビューして60余年、ソロ活動もはや50年を超え、80歳を過ぎた今もなおポピュラー・ミュージックシーンの最前線を走り続けるポール・マッカートニー。そんな彼の姿には、「まだまだ、頑張れるよ」と教えられているようです。
「お前いつまで会社にしがみついてるんだ!?そろそろ自分の好きなことをやれよ!」と囁いてくれた心の声。それはポールの声だったのかもしれません。